紀州釣り修行記~黒鯛(チヌ)の伝統釣法「紀州釣り」の修得を目指す男の足跡
黒鯛(チヌ)を狙う「紀州釣り」は、歴史ある釣法だが、今なお進化を続けている。そのひとつ、永易流ハワセ釣りの魅力にとりつかれた「まけ@ダンゴマン」の、七転八倒周囲爆笑の修行記ブログです。

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2週続けて遠征(6月25日MFG大会、7月1・2日某所)

ボウズが続いてました。
前回の戸坂以来、湯浅2連荘ボウズ。
沼津に様子を見に行ってボウズ。
そして6月25日のMFG家島大会。

フカセ・筏・紀州釣りの3部門が集まった総勢289名という
10周年記念大会でした。

が、私はボウズ。これで4連続。

それぞれに言い訳の余地はあるのですが、こうも続くと、
何か釣り場の条件とは別の何かがある。
そう思いました。


その一週間後
7月1日、てつさんが釣りに行くということなので、
ご一緒させてもらいました。

で、てつさんは年無しを含む12尾。
私はまたボウズ。

12:0


草野球の試合のような結果。
12:1とか2ならまだ納得できます。それは腕の差でしょう。

てつさんに勝とうなどとは思いませんが、
「ゼロはないやろ」
ただただ、そう思いました。

そこに、チヌが居ることがが判っているのに、
なぜゼロなのでしょう。しかもそれが続くのでしょうか。

何が悪いのか判りません。

途中でてつさんに、場所を変わってもらったのですが、
てつさんは移動先でもコンスタントに釣っているのに、
私には何も起こりません。

「食ったら『食~い~ま~し~た~』ていう感じで判りますよ」
と教えてもらいましたが、そんなアタリは一回もありませんでした。

寄せてない訳ではないと思います。
反応を引き出せない、そんな状況ではないでしょうか。

↓てつさんの釣果
060701てつさん釣果


居残り修行
このままでは、釣りを続ける意味すら見失いそうなので、
私だけ現地に残りました。急遽、ビジネスホテルを見つけて宿泊。
翌朝7時から釣りを開始しました。

今日は、最初から全てのプロセスを自分で納得できるようにやる。
そう決めました。

この釣り場では、表層と、下の潮の流れ方が違う時間が多く、
サスペンドラインでの道糸の修正がやり難く感じていました。
そこで昨夜、現地の釣具屋で調達した比重1.09のフロートラインを
リールに巻きました。

団子は、紀州マッハ5kg(青)に細びきサナギ450g、アミエビを約200cc。
自分の「締め」の力を考え、サナギは昨日より控え目に、
また、アミエビも昨日のエサトリの状況を考え
(フグが多く、またアイゴも釣れた)少な目にしました。
少し比重を軽くするイメージで、糠をほんの少し追加しました。

団子に関しては、やる事が極端すぎるのかと思い
全てを控え目にしてみました。

ポイントは昨日てつさんが年無しを釣った、波止外側としました。

1時間半経っても
朝から、団子をしっかり握り、割れがウキに現れる範囲の設定で、
「団子が割れたら回収」し打ち返すことを繰り返しました。
周囲には誰もいませんから、自分のペースで、リズムを崩さないこと
を心がけました。

昨日は、この時点でてつさんに先に釣られたため、
「俺も釣ったろう」という気持ちが出て、団子が割れてから
少し待ったりしていた事を思い出しました。

待っても無駄なのに、どうしても「欲」がそうさせてしまいます。

しかし、1時間半経っても、何の変化も現れません。


リズムのせいじゃないのか。


「今日、一日やってボウズだったら、自分はどうなってしまうんだろう」
半べそ状態で打ち返していた時です。

声に出して
団子が割れ、コタえていたウキが開放された瞬間。
ウキが沈んで行きました。
まさに「食~い~ま~し~た~」という判り易いアタリでした

久しぶりのチヌの感触です。なかなか上がらないので、結構良い型か
と思いましたが、35cmでした。

良かった。ほんとに良かった。誰もいない波止で、声に出ていたかも
知れません。本当にホッとしました。

次の一投も同じパターンで、ウキが入り、20センチくらいの小チヌ。

2枚釣ってしばらくすると、強い向かい風が吹き出しました。
次第に波が高く、潮が手前に押されてウキが足下に流されるように
なりました。

波止内向きに
釣れたポイントを捨てる決心をするのにだいぶ時間がかかりましたが、
次第に風が止む時間がなくなり、さらに突風交じりになり、
竿かけの竿を常に押さえていなくてはいけない状況になったため、
後ろ向き、つまり波止内向きに釣り座を移しました。

こちらは、昨日の後半てつさんが釣っていたポイントです。
追い風になるのと、波止で波も遮られるので、まだ釣りになる
状況でした。

いちからやり直しですが、まだ昼前。時間はあります。

また黙々と打ち返していると、ウキに怪しいアタリが出るように
なりました。ウキが入ったので、アワせてみると、
ハリに、ちぬの口の周りのウロコが付いて帰ってきました。
「やはり、おる」

気合を入れますが、潮が早くなってきて、なかなか思った
ような設定になりません。

潮が落ち着くまで
ふと後ろ側を見ると、潮が川のようにとうとうと流れています。
表面はところどころで渦巻き、湧きあがったり、潜り込んでいる
ように見えます。
風のせいで、波気があって、判りにくいのですが、
仕掛けを入れてみると、ウキが飛ぶように流されます。

昨日も昼過ぎにこのような状態になり、1時間程は釣りになりませんでした。
諦めて休憩します。

雨が降ったり、突風が吹いたり、タフな天候ですが、
風はやや収まり、今度は晴れ間が覗いてきました。
そうなると、日を遮るもののない波止は灼熱地獄です。

ちょっと前から、レインウエアを脱ぎ、Tシャツ、半ズボン。
長靴も脱いで、靴下ばきで釣りをしていました。
ひとりなので、気楽なものです。
休憩に入ってから、あたり一面に打ち水をしてみました。

しばらくおにぎりを食ったり、ぼーっとしたりしながら、
潮が落ち着くのを待ちました。

小一時間の休憩の後、内向きで釣りを再開しますが
昨日こちら側で釣れたチヌはどれも小さかったこともあり、
どうも気分が乗りません。

トリプルスコアか?
外側を見に行くと、なんとか釣りが出来そうな雰囲気だったので、
思い切って釣り座を元に戻しました。
風の影響で、表層は流れていますが、潮自体は緩くなっていました。

しばらくすると、午前中と同じパターンでぽつりぽつりと釣れ始めました。
ベタっと這わせるよりも、団子の割れが判る程度に詰めた方が
良いようです。

ここまでで4枚。
せめて6枚まで持って行きたいと
集中力を高めました。

風がまた強くなってきて、ウキはあまり動かないのに、
道糸が風下にどんどん持って行かれるようになりました。
メンディングの回数が多くなって、イライラします。

竿先を海中にやや深く突っ込んで、道糸を沈めてみます。
この道糸は、この操作で水中にサスペンドさせることが可能でした。

水面のちょっと下は流れが緩いので、道糸の動きが止まりました。
ウキの動きとシンクロして、修正の必要がありません。
できるだけ団子の落下中に道糸を沈めてしまうようにして、
仕掛けを引っ張ってしまわないようにしました。

はい、割れた・・・「食~い~ま~し~た~」のアタリで
35センチ、5枚目。サイズが復活してきました。

翌日は月曜。仕事のため、今日のうちに移動しなければなりませんので
昨日より一時間早く納竿しなくてはなりません。
もう時間がありません。

最後の一投の二投目(笑)
またまた同じアタリで釣れたので、後ろ髪を引かれつつ納竿としました。

結局、6枚。
20060702釣果


もっと釣れただろうか
てつさんや大師匠だったら釣ったかも知れないが、
今の自分としては、これが限界だと思います。

途中立っていられないほどの突風や、波のせいで釣りにならなかった
時間があったので、もっと釣るとすれば、この時間帯を、
違う設定で釣り切る必要があったかも知れません。

後は、まともに釣りができている時間帯に、もう少し数を伸ばす
余地があったかも知れませんが、具体的な方策は思い浮かびません。

連続ボウズの原因
今回、紀州釣りは、自分との闘いの要素が強いことを思い知ることとなりました。

「永易流奥義」のDVDの中で永易さんが
「チヌがおれへん時になにやっても無駄やで」
「早く団子を割って、寄せたろうとか自爆の路線を突っ走ってます」
と言っています。

もちろん、隣りで釣られたからと言って「団子を早く割って寄せ返そう」
などとは思っていませんでした。

しかし、「自分も釣らなくては」と思う気持ちが、
「早く仕掛けをいれなくちゃ」という焦りにつながり、
結果として、団子の握りが甘くなっていたのではないでしょうか。

つまり、「早く割って寄せよう」と同じ「自爆の路線」を突っ走って
しまったのではないかと思います。

また、最初の方にも書いたリズムの問題。
我慢して打ち返すべき時間帯に、「もしかして」というスケベ心を
起こして、団子が割れた後、アタリを待って仕掛けを入れたままに
してしまうことが、釣りのリズムを崩しているのではないでしょうか。

「2時間辛抱しても何のアタリもない」
「大会だから、結果を早く出したい」
「隣で先に釣られた」

様々な原因で、自分を失ってしまい、丁寧な釣りができなくなって
しまう、自分はなんと弱い人間なんだろう。
そして、紀州釣りとは、なんと心の強さを要求する釣りなんだろう。

そんな風に感じた、連続ボウズと脱出の顛末でした。

本当に自分が感じた通りなのかは、次の釣行が証明することになるでしょう。

次ボウズだったら、またへこみそう(笑)


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  1. 2006/07/02(日) 19:50:47|
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