紀州釣り修行記~黒鯛(チヌ)の伝統釣法「紀州釣り」の修得を目指す男の足跡
黒鯛(チヌ)を狙う「紀州釣り」は、歴史ある釣法だが、今なお進化を続けている。そのひとつ、永易流ハワセ釣りの魅力にとりつかれた「まけ@ダンゴマン」の、七転八倒周囲爆笑の修行記ブログです。

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房総で初釣り 本年の紀州釣りもやっとシーズンイン 2006年3月25日

060315釣果
▲あまりチヌは持ち帰らないが、初モノということで美味しくいただきました

紀州釣り修行を始めて以来、こんなに釣りに行かない冬は無かった。
11月の房総の後、全く釣りに行っていないという完全オフ状態に陥っていたが、そろそろ動き出さないと・・・・
と思っていたら、かじさんからお誘いがあったので、渡りに船と出かけることにした。

金曜日から釣り場に入っているかじさんとは、房総保田で
土曜の朝の待ち合わせ。しかし、仕事の疲れか寝過ごして、
横浜の家を出たのが朝8時。東京湾を横断して、現地に着いたのが
10時という超スロースタートモード。

ところが、かじさんも朝から釣りをしていた場所に船が着き、
定置網の網揚げが始まってしまうというアクシデントで、
一端竿をたたんでいた。

■初釣りからテトラかよ、キツ!
残された釣り場はテトラである。
開幕戦からテトラはきついと思ったが、いたしかたない。
車に近いポイントは、既に沢山の人が入っているため、
人のいない所までちょっと歩く。

そうこうしているうちに、なんと、ダイバーが入って海底の
掃除を始めるではないか。幸い、我々が入ろうとするポイントは
掃除するエリアの外側だが、人が潜ったら、影響が出るだろう。
他に移動する時間もなかったので、釣りの準備をしながら作業が
終わるのを待つ。小一時間で作業終了。釣り始めは11時になって
しまった。

久しぶりに仕掛けを作ったら、ウキスイベルを通すのを忘れていて、
やり直しになったが、ハリの結び方などは忘れていなかった。

■ノッコミ攻略
ノッコミ時期ということで、今日の心がけは以下のとおり
①比重が小さい軽めの団子
②小さい団子
③沈下途中にばらけないようしっかり握る
④ハワセる事にこだわらない
⑤大きなアタリにこだわらない
これは、ここ数年、永易師匠から教えられたこの時期の注意点を
まとめたものだ。
盛期の釣りとは少し様子が異なるが、活性が上がりきらない
シーズン初期のチヌに対応した釣り方になる。

団子配合は
紀州マッハ(青)約5kg
アミエビ 200ccカップ3杯
細びきサナギ 200ccカップ4杯

ハイシーズンよりもアミエビが最初から多めなのは、活性の低さを想定したもの。
細びきサナギが多めなのは、集魚力とともに団子の比重を小さくする
役目がある。

軽い団子をゆっくり落とし、浮いているかもしれないチヌに
しっかりアピールする。途中でバラケないようにしっかり握るのは、
やはりチヌを浮かせないため。
食欲がそれほどないチヌが団子だけで満足しないように、
団子はしっかり握れる範囲で小さめにした。


■トントンとは?
団子の存在をウキが感じ、団子の割れをウキが表現するタナ設定の
「調査モード」で釣りを開始。
これがいわゆる永易流でいうところの「トントン」のタナである。
ウキ下と水深が同じ長さのことを「トントン」と表現する人もいるので、
用語の確認が必要だ。

永易流「トントン」でも、ウキの表現を鋭く読み取れる人と、私のように
かなりはっきりウキの「肩」がコタえないと、団子の割れを確認できない人では、また、タナが少し違うと思う。
私のトントンは師匠のトントンよりタナが詰まっていると思う。

微妙なウキの動きが読めるようになると、もう少しウキ下が伸ばせる
のだが・・・・今後の課題である。

■コタえる?
「肩」がコタえる、というのも永易流独特の言い回しだ。
永易ウキにはそろばん玉状のフロートがついているが、これを「肩」と呼ぶ。
コタえるというのは、主に団子が付いている状態で、この「肩」のどこかが
水面にごく僅かに沈むような動きで、ウキ下のテンションを表している事を指す。ウキが「団子を感じる」という風に言うこともある。

永易ウキS
▲純正永易ウキ(旧バージョン)
純正永易ウキは、非常にフラフラした挙動をする。(そういう風に1本1本永易さんの手でバランス調整されている)このフラフラ感が「肩」の表現する情報を増幅しているように思う。
コタえる、感じるというのはそのあたりのニュアンスも含めての表現
なので、なかなかお伝えするのが難しい。

■苦しいスタート
釣り始めてすぐ、向かい風が強くなってきた。
沖からウネリが押し寄せてくるようになって、トントンにセットしておいた
ウキが、ウネリの中に飲み込まれるようになってしまった。

これではいつ団子が割れたのかが判らないので、ウネリの強弱にあわせて
頻繁にウキ止めを動かして、なんとか様子を掴もうとするが、
テトラに飛沫が上がるほどの波になってきて、なんだか良く判らない
状態になってしまった。

最初の「調査」がしっくり行かないと、チヌの寄りも判らないので、
一日中あてずっぽうの釣りになってしまう。
焦る気持が、やっぱり俺は下手だなあ、と諦めに変わったころ、
風がおさまってきた。
釣り始めて2時間以上が過ぎていた。

やっと、調査モードの釣りができるようになったので、
落ち着いてタナを合わせ直し、様子を探る。
オキアミは盗られたり残ったり。

そのうち、盗られる方が多くなってきて、なんだかウキに
時折本命臭い動きも感じられるようになってきた。

ここから、一端ハワセ方向にウキ下を伸ばして、エサにかかるテンションを
抜く方向で釣りを展開してみたが、あまり反応が良くない。
エサを動かさないと、そのまま残ってくる。
サシエサへの反応が出るのは、仕掛けがエサを引っ張って動かしてから後
である。

バッカンの隅の団子材だけちょっと水分を多くして、団子のタッチを変えてみたが、反応は良くないようだ。バッカン全体を混ぜて、水分量を元どおりに近くする。

■トライがドンピシャ
それでは、エサを動かしてやろうと、タナを詰め、団子でウキがちょっと
沈む状態や、ジャストでトントンの状態など、いろいろ探ってみた。

僅かに底を切ったタナで、団子が割れた直後に、ウキが微妙に沈む動きがある。完全に水没せず、「肩」が水没するくらいの微妙な動きだ。
少しテンションを抜いてトントンに戻す。

すると、ウキトップが半分沈む動きが出てきた。
今までにない動きなので、次の一投で、アワセを入れてみると、
ドンピシャ!
チヌでした。今シーズン初チヌ、30センチを切るカイズ級だが、
うれしさもひとしお。

もともと、アタリは大きく出る(出す)永易流。ハイシーズンの釣りでは、
アワセを入れることがないくらい微妙なアタリだったが、
試してみたら、たまたま正解だった。
もし、これで乗らなかったら、このアタリは捨てるという判断ができる。
試してみることの大切さを痛感した。

その後、この釣れ方は「違う」と思い、サシエサをボケにして、
もう一度ハワセ方向にしてみるが、やはり反応が良くない。

■2枚目を釣ったが・・・
また詰めなおして、トントンに戻した時だった。
ボケにコンと小さな前アタリがあった後、先ほどと同じ微妙なアタリで、
同サイズのチヌ。

よし、これが今日のパターンか、
と思ったが、後が続かない。

この後、思いつく限りの手を尽くすが、暗くなり、
道糸が見えなくなって納竿。

久しぶりの釣りで、釣りそのものが楽しく感じられ、
最後まで、集中力を切らさずに、積極的にいろいろトライできたのは
良かったと思うが、2枚釣った後、全く雰囲気が出せなかったのは
何故だろうか、判らないだけに少々心配が残った。

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  1. 2006/03/25(土) 21:12:46|
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