紀州釣り修行記~黒鯛(チヌ)の伝統釣法「紀州釣り」の修得を目指す男の足跡
黒鯛(チヌ)を狙う「紀州釣り」は、歴史ある釣法だが、今なお進化を続けている。そのひとつ、永易流ハワセ釣りの魅力にとりつかれた「まけ@ダンゴマン」の、七転八倒周囲爆笑の修行記ブログです。

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沼津(静岡県)で紀州釣り修行 その2 2005年10月29日

051029釣果


久しぶりにふくさんと
昨日は3時間しか釣りが出来なかったので、今日は夜明けからやる、と決めた。
ふくさんとの待ち合わせは5時半~6時、釣具屋武士。

武士さんの店内でふくさんを待つ間、小物の「反射買い」。
改良チヌ1号5袋 ヒロカのOKハリハズシ2本。
息子さんの仕入れだと思うが、こちらの心理を読んだような
絶妙の品揃えに、思わず「リアクションバイト」。
魚なら、一番先に釣られるタイプの私。

レジ打ちしてくれたお母さんに、「このハリはずし、いいんですよ」
と言うと、「なんだかお客さんが、よく外れるって言ってるらしくて
仕入れたんですよ」

それってオレちゃう?
まけのモノ語りへ

ややトリッキーなローカル有名場所
さて、今日は、ちょっとクセのある場所である。
051029沼津

ごらんのように小さな三角錐のテトラである。
整然と並んでいる部分もあるが、このようにガチャガチャな所もある。
わざわざ乱れた所に陣取ったのは、釣り座となる場所が限られるため、
十分な間隔が確保できるから。
足場は、平均台の上にクーラーを置くような感じである。

実はココ、沼津在住の釣り人なら多分知っている所で、
ハローフィッシング別冊「決定版黒鯛」にも載っている。
(平成11年発行、当時編集チーフはmaruさん)

私も、去年の冬、少しだけ竿を出したことがあったが、
その時は、釣れなかった。ところが、数週間前にふくさんが、
3時間で3枚、別の日に1日で9枚の釣果を上げ、
「決定版~」の記述を裏付けた。

それならば、と今回の釣行となった訳だ。

いつもスタートは同じ
ふくさんから、詳細な情報をもらったが、それはそれとして、
自分で調べられることは、探索しなければいけないと思う。

1回目の団子配合は「エサトリが半端じゃない」という情報をもとに
紀州マッハ攻め深場 5kg
細引きサナギ 150g位
アミエビ 100cc位
海水400cc
とする。

今日の第一の目標は、ひきつづき「納得できるまで団子を締める」
である。半端じゃないと言うエサトリに、どこまで通用するか
腕が鳴る(笑)

1時間半ほど、調査モードでしっかり締めた団子を握る。

前回の遠征時に、団子の握り方を変えたが、どうも左手の
親指と人差し指に力が入りきらず、もどかしい感じがしていた。
日常生活では使わない力なので、指の方も慣れていない。

こういうのは、短期間の訓練で良くなる。
昔、ピアノを習っていた経験から私はそう思っている。
左手の薬指や人差し指は、普通あまり力が入らない。
ピアノでは、そこをコントロールして動かす必要があり、
(左手薬指と小指、5・4のトリル)
訓練によって、別々に力が入るようになる。

ここ数週間、小さなボールをを左手親指と人差し指の付け根で
つぶすような運動をしてきたら、やはり効果があるようだ。

この季節、数週間前の状況は持続しない
団子の割れはそこそこ早いが、サシエサはオキアミで行ける感じ。
エサトリは沢山居るようだが、それほどきつくはない。

ほどなくして、ふくさんが40センチくらいの本命を上げた。
聞くとサシエサはやはりオキアミとのこと。

ちょっと数週間前とは状況が違うようだ。

私の方は、「自分としてはかなり締めた団子」を投げているが、
時々サシエサが戻ってくることがある。
試しに、バッカンの隅に手水を打ち、少し水分の多い団子を握ってみる。
すると、なんとなくそちらの方がエサトリの反応が良いようだ。
サシエサも素直に無くなる。
で、元のパサ気味の団子を打ってみると、
やはり、サシエサが帰って来る。
ただ単に早く割ればいいのかと、パサ・小さい・硬い団子もやってみたが
こちらは、あまり反応が感じられなかった。

少し水分が多い団子を続けて打ってみることにする。
すると、団子が割れるタイミングから、ひと呼吸おいて
ウキがビューっと沈んだ。
竿を立てたが、手ごたえがなく、道糸がそこら中にばら撒かれた。
しまった、ベールが開いていた。

テトラの表面には、貝殻などがいっぱい付着していて、
道糸がそこいら中に引っかかってしまった。
とりあえず竿を竿かけにかけて、足下のテトラに降りて
慎重に糸を外す。

テトラをよじ登って戻り、竿を立てると、奇跡的に魚が付いていた。
小さいが、本命。
団子の締めと不安定な足場に疲れ果て、ぼーっとしていた。
いかんいかん。

難しい質問
そのうち、どうもコーンを使った方が良さそうだなと思っていたら、
ふくさんが2尾目をコーンで釣った。車に忘れていたので取りに戻る。

途中で、仕度をしている釣り人に声をかけられた。
赤いライフジャケットに黒いブーツ。頭にはヘルメット。

「アタリ、ありますか」
この質問は、いつも答えに窮する。
「うーんあー、えーっと、ポツポツ釣れてますよ」

永易流では、基本的に本命アタリがあったら、釣れている。
というか、釣れていなければ自分が悪い。
小あたりを取るタイプの釣りだと、何かのアタリがあるか無いかという
事が問題なのだろうか。

特に沼津で釣りをしていると、良くギャラリーからも挨拶代わりに
聞かれる質問なのだが、何を知りたくて質問されているのか判らず、
どの情報を伝えたら良いのか、迷ってしまう。

それにしても初めて会ったのに、どこかで見たような格好である。
車からの戻り道、何故だろう何故だろうと自問しつづける。

釣り座に戻って気がついた。ヘルメットだ!ダンゴマンだ。
いかんいかんキャラ、パクられてる(笑)

本格的に雨が降り出す
午後1時を過ぎて、本格的に雨が降り出した。
それまでは、曇り空ながら、太陽も顔を出していたので脱いでいた、
カッパをまた着る。今度は本降りだ。

風が出て、雨が横殴りになってきた。
団子のおかわりを作って、水分が馴染む間少し休憩した。
コンタクトレンズと、マルキューのパワー丸バッカンの
フタパタパタ機能のお陰で、最近は雨の日の釣りも楽だ。

2杯目の団子配合
紀州マッハ 約2kg
紀州マッハ攻め深場 約2kg
細引きさなぎ 450g
アミエビ 300cc
海水 600cc
最後にビタバーレ 一握り(これの意味は実験ですので良く判りません)

雨振りということを考えるとかなり水分が多い団子である。

釣り再開後、昼までの結果にしたがって、割と緩い団子で攻めていたが、
途中から、何となく反応が悪くなったように感じた。

丁度団子の水分も落ち着いてきたようで、雨も小振りになって、団子が少し
乾いてきた。それでもやや水分は多いが、しっかり握ってみることにする。
タナは様子を探るため、詰め気味に戻した。

しっかり握って数投していると、コーンと団子アタリが出た。
もちろんサシエサはコーン。「おー」と思っていると、
コツンとウキにアタリ。
「一粒目やな」
またコツンとアタリ。
「二粒目、あとひとつあるで~行け行け~」
と思っていたら、ウキがゆっくり入って行った。
「これはいただきや」

かなり走り回るのを「ちぬ競技」で耐えて、糸を出さずにゲット。
ここの魚は本当に元気がいい。
しかも底にテトラが散乱しているようなので、沖でも手前でも
ハリス切れのバラシが良く起こっていた。

慎重に浮かし切ってから、タモ入れ。
37センチだったが、むっちりした綺麗な魚体で、重量感がある。

ふくさんとの違いはボラアタリ
その後も、いろいろやってみる。チヌも含めて魚は居るが、なかなか口を使ってくれないような感じである

ふくさんとの違いは、ボラアタリがウキに出てないこと。
それではと、さらにタナを詰める。
締まった団子に反応が悪いようなので、ちょっと水分を足し
締めを手加減してみる。

とりあえず、少し大きめの団子を打って、アピール。
それから普通サイズに戻す。
すると、団子着底するかしないかから、ボラが団子に
アタってきた。その設定での数投目。

サシエサが出た後、ボラがサシエサをいじっている。
永易ウキがフワと沈みかけて戻ってくる。
戻るとまたフワ。
これはボラや。
フワ、ボラ! 
フワ、ボラ!
コツン(あ、これは・・・)

一瞬の静寂。そしてウキがゆっくり沈む。

「これも、もらった」
竿をブンと立てると、突然パチンと音がした。
竿先を見ると道糸が風に揺らいでいる。
高切れ。

途中で、道糸を切って仕掛けを作り直したのだが、
もっと先にも傷があったようだ。

ウキをみると、さっきと同じ速度でどんどん沈んで行く。
魚について、行方不明になってしまった。
3500円も悔しいが、ボラアタリの間の違う種類の
アタリを出した奴の正体が知りたかった。
チヌなら、この後そのアタリを取りに行ける。

しかし、時計はもう4時を回っている。
駐車場の関係で、釣りができるのは4時半まで。
もう、仕掛けを作り直す気力も尽きて、納竿とした。

37センチ、30センチ弱? 2枚。
ふくさんは3枚、この他に顔を見てからのバラシあり。

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  1. 2005/10/29(土) 23:02:15|
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