紀州釣り修行記~黒鯛(チヌ)の伝統釣法「紀州釣り」の修得を目指す男の足跡
黒鯛(チヌ)を狙う「紀州釣り」は、歴史ある釣法だが、今なお進化を続けている。そのひとつ、永易流ハワセ釣りの魅力にとりつかれた「まけ@ダンゴマン」の、七転八倒周囲爆笑の修行記ブログです。

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47センチ!紀州釣り遠征修行7月3連戦 第3戦 和歌山県太地で

太地まけ

7月15日夜横浜を出てから、三重県答志島、和歌山県田辺と連続で釣りを
してきたが、2日間の睡眠時間は全部足しても3時間位。
ましてや炎天下での紀州釣り。田辺を磯上がりした時には、もう体力の限界
だった。

当初計画上は明日も釣り。
永易さんは、「しんどいから明日は休みます」とのこと。
となれば、何とか今日中に南紀に「戻りたい」。

変身して山道を進む
someさんの住む宇久井までは、山越えで3時間はかかる。
壊れかけたかじさんを乗せ、なおきさんの優勝祝勝会のファミレスを出た。

someさんの車を追いかけながら考えた。
普通の自分ではダメだ。別の「スーパーまけ」にならなければ
走りつづけられない。

走りながら、無理にテンションを上げたら、かじさんは外人になってしまった。
その名は「カディー」。不慣れな我々を気遣って、ややゆっくり走るsomeさん号を
外人レーサーとなった私が煽っていく。
気が狂うようなテンションで、ワインディングを上ったり下ったり。
いつもは地元車に追い越されるのだが、今日ばかりは、someさんと
ワンツーフィニッシュで、山中の温泉についた。

これが、また、雰囲気のいい温泉街。
古い造りの共同浴場で、湯の華が浮く、ぬるっとした感触のお湯に
身体を預け、積もりに積もった疲れを洗い流す。

すっかり元気を取り戻し、普通の人間に戻って、新宮から宇久井への
道を走ってsome邸到着。
いつもながら、美味しい料理と美味い酒をご馳走になり、
みっちゃん宅の1階で休ませてもらう。

中途半端な決意
翌朝、眩しさと汗ばむような暑さに目が覚めた。
時計を覗くと、8時はとうに過ぎ、9時近かったように思う。

向かいのsome邸に戻ってアイスコーヒーを飲み干す。
「今日はどうしますか」かじさんの顔色を伺う。
かじさんは、どっちでもいいように感じた。

私もしばし考えたが、折角の遠征だから、竿は出そうと思った。
で、出した結論が・・・
「someさん、どこか日陰になるポイントはありませんか」
誠に根性なしの、我ながら中途半端な結論である。

ところがさすがsomeさん。
私の要望にどんぴしゃりの釣り場を推薦してくれた。

早速車を走らせ、途中でアミエビとオキアミを仕入れ、
30分ほどで現場に到着。
大きく張り出した木々が、丁度良い日陰を作っている。
しかし、そこにはご夫婦の釣り人が・・・・。

別の場所を求めて移動を開始するが、かじさんがどうしても太地(たいじ)
に心ひかれるという。以前釣りをしたことがある通称「イルカポイント」
に行くが、素モグリの人が3人も入っていて釣りが出来そうもない。

太地港に落ち着く
すると、かじさんが「もう少し先の港に、前に行った事がある」というので
とりあえず、見に行った。

足場の低い所には飛ばしサビキの人が並んでいる。足場の高い防波堤には
誰もいない。かじさんによると、防波堤の方がポイントだという。

水面を覗き込むが、南紀特有の緑っぽい海。濁って底は見えない。
本当に釣れるのだろうか。
根拠無く「釣れる感じがしない」と口から出てしまったが、
かじさんは何故か動こうとしない。

よし、それならここでやろう。渋々荷物を降ろす私であった。

とにかく南紀はエサトリがきついイメージがあったので、
団子は紀州マッハ攻め深場、アミエビなし。

ところが実際釣りを始めると、団子が割れない。
オキアミがそのまま戻ってくる。
アレ?エサトリは?
2時間半ほど、退屈な時間が過ぎた。
「今日もボウズか」いやなイメージが頭をかすめる。

もらいボケは1匹
それでも打ち返していくと、そこそこの数のエサトリが集まりだした。
団子に当ってくるのはフグのようだ。
餌を動かすと、コツンと当って釣れてくる。
これが、そこそこでかい。南紀はエサトリもビッグである。

反応は、先にある駆け上がりの奥の方、下の段の方が良い。
そこにコンスタントに入れるために、上手投げにした。

サシエサへの反応が少し渋いように感じたので、アミエビをほんの少しだけ加える。
エサトリが居るだけに、入れ過ぎてバランスを崩したり、ボケさせるのは避けたい。
また、エサトリの数が十分ではない可能性があるので、散らさないようにも
したい。団子のタッチ、締め、大きさなどに注意しながら、慎重に釣りを続けた。

ここで、ボケが無いことが悔やまれた。
昨日の残りは、田辺の海に捨ててしまった。
かじさんに聞いてみると、2匹だけ残っているとのこと。
そのうちの1匹を有り難く頂戴する。

オキアミで釣りをしながら、雰囲気が出たところで、
「ひとつ」這わせてボケにチェンジ。半分にしたボケをハリに差す。
団子をきっちり握って投げ込む。

一発でウキが沈む。ダーっと横走りするので、ボラかと思ったが、
浮かしてみるとチヌ。しかも顔がでかい。
慎重にタモ入れしてみると、なかなかのサイズ。
50は超えて居なさそうだが、45センチはありそうだ。
大きさの割には若々しい感じのする綺麗な魚体であった。

後検寸47センチ
まけ47cm


ここで、私が俄然やる気モードに入る。
数投後だったと思う。さっきの残りのボケで35センチぐらいの
奴を追加。

第六感に答えを出す方法
かじさんも2尾目を釣った。今日は行ける。
ここでやっとVTRを取り出し、スイッチを入れた。
午後4時を回っていたと思う。

ボケが無くなったので、オキアミで釣りを続けるが、
アタリはあるのだが、食い込みが悪いようで、食わせられない。
「ボケがあればなあ」

しばらくすると、なんだか雰囲気が変わってきた。
エサトリが居ない。オキアミがそのまま帰ってくる。
「しまったボカしたか」
いや、今日ばかりはそんなはずはない。1時間程しても
状況が良くならないので、アミエビを少し追加してみたが、
やはり反応は良くない。

これは・・・・
ふと、おとといの答志島のことを思い出した。
ずっと釣れ続けていたポイントで、何かの拍子に釣れなくなった。
そこで釣れたからといって、一日中同じポイントに団子を入れ続ける
根拠は何もないのだ。魚だって移動する、そういう風に感じた

何となく、駆け上がりの手前、上の段に居るような気がした。
ちょっと試してみよう。
根拠の希薄な思いつきも、試してみれば良い。
これは最近、永易さんに教わったことだ。

「気付き」は第六感によるものでも良いのである。
答えは簡単。試してみればいいのだから。
こうやって、五感とその他の感覚を、徹底的に検証してきたのが
永易さんなのではないだろうか。

オッケーです
慎重に団子を握り、下手投げでコントロールして、
駆け上がりの上側に団子を入れる。

団子が割れる、ウキが流れる。
もう餌が動く、というタイミングでウキが沈む。
アワセる、乗った。
またダーッと横走りする。

手前の敷石や、ケーソンのすき間に入ろうとする動きを
「強豪ちぬ06-53」で受け止めながら、少しずつこちらを向けてくる。
途中から、本命を確信してリールを巻いて、水面を割ったのは40センチ
前後の良型。
「OKです」思わず口をついて出てしまった。

そう、今日の釣りはもう「OK」だ。
南紀の太陽はなかなか沈まない。まだ十分明るいが7時が近い。
バーベキューの仕度をしてくれているsomeさんが気になり始めたので、
片付けを始めると、かじさんの竿が空気を切った。
太地かじさん


実はさっき、ボラで大騒ぎしたので、「またボラだろう」と思った。
ところが、かじさんが「おー」と声を発した。
しまったチヌだった。
あわててビデオカメラを持ってかけつけると、
もう魚は浮いていた。40センチ強の綺麗な魚体。
最後の一投での釣果とのこと。

かじさんの最大魚は42.5センチ
かじさん42.5cm

かじさんも納得して、納竿となった。

some邸にて燃えつきる
出ていった時とうって変わった「凱旋将軍」2人を
いい具合に熾きた炭火と冷たいビールが迎えてくれた。
some家BBQ

テンションが上がりまくった二人をsomeさん夫妻は
やさしく迎えてくれた。

調子に乗った私も、美味い酒をしたたか飲み、
猫にまでちょっかい出した後、
椅子の上で燃え尽きた。
丁度「明日のジョー」のラストシーンのように。

この釣り、some邸での素敵な時間は、「ぬかすなネットTV」でも放映中(期間限定)
カメラマンまけ



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  1. 2005/07/18(月) 23:16:08|
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